《おかえり只見線》豪雨で3つの鉄橋流失…困難を極めた復旧工事 作業員の熱い思い【福島発】

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  • Опубликовано: 27 сен 2022
  • 2022年10月1日の全線再開通に向け、試運転を重ねたJR只見線。復旧工事が完了した鉄橋を通過する列車を見守っていたのは2人の作業員。
    「感動的ですね」
    共同で復旧工事を担った鉄道関連工事を得意とする東京の東鉄工業と、福島県福島市の総合建設業小野工業所。
    東鉄工業・國富大起さん:「スムーズに静かに通ったのを見て『ああ、いいものが出来たな』と思います」
    小野工業所・小林隆介さん:「自分がこれを作ったんだというのを、改めてまじまじと感じました。一言『やり切った!』という感じです」
    2011年の記録的な豪雨で只見川は濁流と化し、JR只見線は3つの鉄橋が流される大きな被害を受けた。
    約90億円に上った復旧費用、その3分の2を福島県と沿線自治体が負担することにより、工事は2018年6月に始まった。
    東鉄工業・國富大起さん:「ケーブルクレーンを、鉄塔を使って更にワイヤーを張ります。これは鉄橋を吊るためのものです。鉄橋を吊った状態で、吊り橋状に吊り建てていきます。国内でも、年に1・2件位しかないような、架設方法という事で」
    復旧工事のうち『第七只見川橋梁』は、作業スペースが充分に確保出来ないなど“渓谷”特有の難しさを抱えた現場だった。
    そのため、高さ40メートルに及ぶ鉄塔を両端に設置。そこからケーブルを張り渡し、橋の部品を一つ一つ吊り下げながら組み立てる特殊な方法が採用された。
    豪雪地帯で冬は作業が出来ないというハンデもあったが、のべ1万人が携わり約3年かけて完成に漕ぎ付けた。
    新しい鉄橋は橋脚の位置を変えるなど、大雨による濁流の影響を受けにくくなった。
    道路工事を請け負うことが多い小野工業所にとっては、数十年ぶりの鉄道工事だった。
    小野工業所・小林隆介さん:「私自身は、鉄道工事ましては壊れた橋りょうの復旧工事ですね。一から鉄橋をかけるというのは初めてで、全く未知の領域だったんですけど。橋りょう復旧するという事は、地元の人の足を守るんだなというのを思い、やりがいを感じる事が出来ました」
    難しい工事を前に進める原動力の一つには、再開を待ち望む地元の住民から届けられた応援があった。
    地元住民:「徐々にやっぱり気持ちが高ぶってきたというか、一刻も早く直してもらいたいなという気持ちでした。どうもご苦労様でございます。色々ご苦労あったと思います」
    難しい工事をやり遂げた2人は、只見線が再開した後もサポートを続けたいと考えている。
    小野工業所・小林隆介さん:「一福島県民としては、11年越しでついに開通の日が迎える事が出来て感無量です。四季折々の景色を楽しめる美しい路線なので、復旧・再開した際には県内問わず県外の方にも乗りに来てもらいたいなと思います」
    東鉄工業・國富大起さん:「直すのは私達が直せますが、あとはこれを多くの方に乗って頂いてこの地域が盛り上がっていく。是非私も協力させてもらいたいと思いますので、宜しくお願いします」
    地元住民だけでなく復旧工事に携わった人の想いも乗せて、只見線は再び走り出す。
    #只見線 #再開通 #福島県

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